英語を活かせる仕事に就きたい・転職したい方へ。 日々英語を勉強しているが
- 仕事で使う機会が少ない
- グローバルな活躍ができる仕事がしたい
と思っていませんか。
そんなあなたのために、本記事では英語を活かせる仕事の見つけ方を、実際の方法と共に内容を解説します。
この記事を書いている僕は、海外営業歴10年で過去3年間はドイツとロンドンを拠点に現地でヨーロッパ営業担当を経験してきました。英語を使ってグローバルな活躍を経験した僕の経験を交えて詳しく解説していますので、是非参考にしていただければと思います。
英語を活かせる仕事の探し方
日本で働くのか、それとも海外で働くのかを決めましょう
英語を活かせる場として真っ先に思いつくのが海外勤務ですが、それだけではありません。
日本国内でも十分英語を活かせる職場はあります。例えば
- 社内で英語が公用語となっている会社
- 日頃から海外とのやりとりが頻繁な会社
- 外資系企業で上司含め同僚に外国人が多い会社
等が挙げられます。どれらの環境でも口語、記述共に英語を使用する頻度が高く英語を活かせる仕事ができる環境です。
更に、日本国内での勤務であればプライベートでは日本語が使え、日本の物が買えます。
当たり前じゃん!何言ってんの?って思いますよね。これが実はかなり重要です。
海外の生活では日本で当然のように受けられるサービスや食事の質が制限されることになり、人によってはプライベートで大きなストレスを感じる方も多いです。
海外では当然日本人の方が少なく、コミュニティーの中ではマイノリティーになります。日本人会として日本人同士でより絆が深まるような集まりもありますが、それでも現状よりは不便になると覚悟を持っておいたほうがよいです。私の経験上
- 屋台のご飯が怖くて食べられない(特にアジア圏)
- 家を借りると電球はおろかキッチンすら後付け
- 受付が混み合っていても就業時間が終わると強制シャットアウト
等々、日本の便利な生活に慣れている私たちからすると理解できない事も多く、アジャストするのに時間がかかります。
この辺りは結構見落とされがちですが、生活あっての仕事です。海外勤務を希望の方もプライベートも含めたライフバランスを考慮の上、どこで自分は生活をし働きたいのかを明確にしましょう。
では、実際にどのように仕事を探していくかを解説します。
(日本で働く)求人サイト・転職エージェントを活用する
これは言わずもがなかと思います。リクナビさんやDODAさん等、基本どこの求人・転職サイトでも「英語を活かす」という項目でフィルタリングできるようになっていますので、比較的簡単に検索もかける事ができます。
中にはDODAグローバルやマイナビ転職グローバル等、大手がグローバル専門サイトを構えており情報は豊富です。僕もお世話になったJAC Recruitment等の外資に強いエージェントさんも狙い目です。TOEICの要件としては600点〜もしくは不問の案件も多く、チャレンジしやすい環境だと言えます。
懸念点としては、情報が多く本当に英語を活かせる環境であるかどうかがわかりにくいです。
今の時代、日本国内でしか取引がない会社さんの方が少なく、言えばどこにでも英語を活かすチャンスがあるとも言えます。その中でも、特にチャンスがあるのは以下のような職種です。
- 海外営業
- 海外営業事務
- 物流・ロジスティクス
- 部材調達
- 翻訳・通訳
- プロジェクトマネージャー
こういった職種では、海外の顧客や自社の海外拠点とのやりとりも頻繁にあるため、英語を活かすチャンスが多いと言えます。是非狙っていきましょう。
(日本で働く)国内勤務→海外赴任を狙う ✅僕のイチオシ
国内勤務からの展開で、海外赴任を目指します。とはいえ、採用時から海外赴任前提とした求人は結構多いです。採用後、数ヶ月は日本で勤務、その後海外拠点への赴任、という流れですね。
僕も現職の会社にこの候補で入社、3ヶ月で赴任の打診を受けました。家族の健康問題がありあえなく辞退しましたが、このキャリアパスで海外勤務は全然狙えます。
何故このような求人があるのかといいますと、端的にいって人材不足です。そのため、TOEICの要件も甘めな印象で700点あればよほど候補に入れるはずです。以下のような案件です。
会社側としてもグローバル化で拠点は拡大するが、日本から人間は送り込んでおきたいものです。ですが人材不足により人が回せず、やむなく海外赴任組で各拠点をローテーションで回している、なんて会社も結構多いんです。ここにあなたが入り込めるチャンスがあります。
また、「赴任」は会社のために、会社の命令で海外で業務を行うという扱いです。そのため多くの企業では「日本に住んでいる時と同等の生活水準を保証する」等の規定を設け、様々な手当を受ける事ができます。僕のイチオシポイントはここです。
- 赴任先での生活費は基本会社が負担してくれる
- 別途、赴任手当等の様々な手当が支給される
- 赴任先での車購入費も会社負担(会社によっては妻の分も支給)
- 日本に持ち家がある場合は会社が借り上げてくれる
皆に羨ましがられる「赴任族」ですね。赴任での海外勤務ははっきり言ってかなりおいしいですので、是非狙っていきたいところです。
強いてデメリットがあるとすれば、期間限定である事。通常は3−4年スパンで交代要員があてられるため、長く海外で生活したい方には不向きな面もあります。ただ先に述べたように、人材不足の会社ではもっと長いスパンでの赴任を要求される事もあります。
(海外で働く)現地採用を狙う:日本企業
海外で働くという言葉でもっともイメージされるのは現地採用だと思います。ここも大きく2つに分ける事ができ、日本企業の現地法人か現地企業かで狙い所と難易度が違います。
日本企業の現地法人の場合、難易度は現地企業より低めです。
現地スタッフとしての採用ですので、もちろん英語は必須で800点以上は最低欲しいところです。ですが、こういった会社ではあなたの日本語が役立ちます。
何故かというと、日本企業の現地法人では上司(少なくとも部長級以上)は日本人が大半です。そうなると、現地採用といえど日本語のスキルは社内で価値を持ちます。現地スタッフと上層部の調整役を買って出る事ができる等、日本語でコミュニケーションできる能力が活かされ活躍の場が増えます。
こういった日本企業の現地採用を探す上でのおすすめは、現地日本人向け情報誌のクラシファイド(求人)欄のチェックです。現地在住の日本人向けに様々な情報を掲載していて、その中にある求人情報は狙い目です。以下はイギリスの英国ダイジェストのクラシファイド欄です。
アルバイト情報等もある中、企業が直接求人載せている場合や、現地エージェントが様々な求人案件を掲載しています。ここに載せている求人は「日本人」を求めているため、契約できる確率はあがります。
私もここに掲載されている求人で現地採用を勝ち取り、その後ヨーロッパでの営業職を得る事ができました。現地採用で働きたい方にはまずチャレンジして欲しいです。
デメリットとしては、日本企業の現地採用は給与水準はそこまで高くないのが通常です。現地企業で同業他者と同等レベルであればいい方と思っておくべきで、通常は下回る場合が多いです。
また、採用要件としてビザ保持前提が多いのでそこをクリアしておく必要があります。
就労ビザの取得サポート(スポンサー)を行なっている企業もありますが、そういった企業は総じて給与水準も低いです。スポンサーは企業としても費用、時間のかかる行為ですのであまり好まれません。現地で就労できるビザが取得できそうな国で仕事を探すのが、一番の近道となります。
(海外で働く)現地採用を狙う:現地企業 *最難関!!
海外で現地企業に就職するのは、最も難しい道となります。日本人としての特性を活かせる要件はほぼなくなり、現地人とガチンコで就活を競うことになります。
英語は基本要件と見なされます。あなたが特殊な技能や秀でた技術を持っており、それをアピールできる企業であればチャンスはありますが、求められる英語力はネイティブレベルです。海外の大学/大学院等を出た方がそのまま現地で就職するケースがほとんどで、それ以外で現地企業の採用を勝ち取る人は非常に稀です。かなり狭き門のため、最初からここを目指すのは得策ではないためおすすめしません。
海外の求人サイトでは、最近日本にも進出してきたIndeedやMonster等が有名ですね。ハードルは高いですがチャレンジしたい方は是非チェックしてみてください。
まとめ
以上、英語を活かせる仕事の探し方を説明しました。
僕のおすすめは日本で働き赴任枠を狙うですが、英語力や海外での生活力(生き抜く力)を身につけるには海外で働くほうが有利です。僕も経験して、当時は相当に辛かったのであまり諸手を挙げておすすめできませんが(笑)、チャレンジする価値は十分にある事だけはお伝えできます。
英語を活かす仕事を見つける中で、皆さんのお役に立てたらうれしいです。ここまでご覧いただきありがとうございました。